複雑性 PTSD を理解する - 長期的なトラウマが心に残すもの
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複雑性 PTSD とは何か
通常の PTSD が単一のトラウマ体験 (事故、災害、暴力) から生じるのに対し、複雑性 PTSD (C-PTSD) は長期間にわたる反復的なトラウマから生じます。幼少期の虐待やネグレクト、長期間の DV 、監禁、いじめなどが典型的な原因です。
C-PTSD は 2019 年に WHO の ICD-11 で正式に診断カテゴリとして認められた比較的新しい概念であり、まだ十分に知られていません。
C-PTSD の主な症状
感情調整の困難
些細なことで激しい怒りや悲しみに襲われる、感情が突然消える (解離)、慢性的な空虚感。これらは「性格の問題」ではなく、トラウマによって感情を調整する脳の機能が損なわれた結果です。
否定的な自己認識
「自分は壊れている」「自分には価値がない」「自分は汚れている」。長期的なトラウマは、自己認識の根幹を歪めます。この歪みは非常に根深く、自力での修正が困難です。 (トラウマに関する書籍も参考になります)
対人関係の困難
人を信頼できない、親密な関係を避ける、または逆に不健全な関係に依存する。トラウマが「人間関係の設計図」を歪めるため、健全な関係の築き方が分からなくなります。 (C-PTSD の書籍で具体的な回復プロセスを学べます)
回復は可能
C-PTSD の回復には、トラウマに精通した専門家による長期的な治療が必要です。 EMDR 、ソマティック・エクスペリエンシング、スキーマ療法などが有効とされています。回復には時間がかかりますが、「自分は壊れていない」と感じられる日は必ず来ます。